研究室訪問-2

学部3年生が研究活動の体験をしに来てくれました。下はその際に行ってくれたシミュレーションです。物体の種類・配置を変え,波高10mの津波のシミュレーションをしてくれました。

Case1:丸太と人

Case2:車・電柱・自転車・家具と人

卒業に向けてがんばりましょう!

今年も残りわずか,大学院生も学部生も論文執筆に向けた「頑張りどき」です。

下のアニメーションは修士課程の学生さんが取り組む「ボート漕法の数値解析」です。

こちらは学部生の取り組む落水のシミュレーションです。

JBSE Papers of the yearを受賞しました

機械学会バイオメカニクス部門の国際紙であるJournal of Biomechanical Science and Engineering (JBSE)において、Ajimaさんが博士研究の内容をまとめた論文がPapers of the year 2019を受賞しました。

D. Ajima, T. Nakamura, T. Araki, T. Inoue, A. Kurisu, Development of a coupled human fluid numerical model for the evaluation of tsunami drowning hazards, http://jbse.org/awards/2019.php

Ajimaさんおめでとうございます。

 

国際会議発表

アジア太平洋地域で最大の計算機械工学分野の国際会議 Asian Pacific Congress on Computational Mechanics (APCOM)が12月17日から台湾で開催されたました。雪崩に巻き込まれた人が受ける衝撃力を3次元シミュレーションで解析する研究について修士2年生が発表しました。雪崩先端の衝突で空中に放り投げられるため、人体へ加わる衝撃力は固定構造物に対するものより減少する可能性があります。その一方、空中からは頭部を下に落下するため、頭部へ重大な衝撃を受ける可能性があることを報告しました。

最近の進展

人体ー流体連成モデルDRUMでは、水から人に働く力を圧力等から求めます。そのため、力の推算が正確かどうかは重要です。下の例は、人体の代わりに作用する力(抗力)が良く分かっている球体を考え、球体に働く力の再現性を確認した事例です。乱流による抗力減衰域では力を過大に推算しているものの、四角点の計算結果は赤線で示される既往研究と良く一致していることがわかります。