河川での水難事故防止の啓発に研究成果を使っていただきました

 

公益財団法人 河川財団 は「健全な河川生態系や水循環系の保全・再生、合理的な河川維持管理手法の開発や良好な水辺利用の促進」など,我が国の河川に関わる広範な活動を行なっています.本研究室で行いました溺水シミュレーションが河川財団のYouTubeチャンネルで公開されることになりました.河川での事故の特徴として「速い流れの存在」があります.そのため,流水中に潜む流木など障害物に体が接触した場合,流れにより障害物に押し付けられ,水中で身動きができなくなる事故(ボディ・エントラップメント)が起こることがあります.事故による被害を防止するためには,「水場に近づく場合はライフジャケットを着用する」ことに加え,流れがあるところで水に落ちたときには「膝とつま先を持ち上げた漂流姿勢で流される」ことも重要となります.