修士論文発表会

平成29年度の修士論文発表会が2月13日に開催されました。2名の学生がエントリーしました。宮城県釜房ダムと東京都呑川について立派に発表をしてくれました。Good Job!

溺水の実験に参加しました

港湾空港技術研究所(久里浜)にある大型水槽を用いて津波を模擬した実験に参加してきました。長さ100m以上の巨大水槽で津波を作りだし、その津波によりどの程度の衝撃力を受けるのかについて、人形を用いた実験を繰り返し行いました。我々の研究室で開発を進めているDRUMモデル(溺水モデル)を研究テーマとする学生さん2名が参加してくれました。

実験に使用した人形です。

水路床に設置します。

写真奥側から津波を入射させます。

 

 

 

カンボジア ー 現地観測 & 国際会議参加

JSTとJICAの支援を受けた国際協働研究プロジェクトに参加しています。カンボジアにある東南アジア最大の湖であるトンレサップ湖を対象とし、その流れを解析できるシミュレーションモデルを開発することがゴールです。今回は10日間の滞在で修士1年と学部4年生の学生2名が一緒に参加しました。現地にて超音波流速計(ADCP)を用いた流速の観測を湖内を横断しながら実施した後、世界遺産であるアンコールワット遺跡に隣接する観光都市シェムリアップで開催された国際シンポにて発表しました。

湖とメコン河を結んでいる河川で第一回目の観測です.

時折、タイやベトナムなどとの国際航路の大型船が通りすぎていきます。

観測の合間には食事で栄養補給.現地での郷土料理も観測の楽しみのひとつです.今回はアリの炒めものを美味しくいただきました.

湖に向かいます.舗装路ではありませんから、4輪駆動車で揺すられながら移動します.

湖は雨季になると10m程度水深が深くなります.そのため船着場は特になく、道路が水の中に沈む先端が船着場となります.水面が高くなるにつれ移動していきます.

 

 

 

 

流速計に内臓されている磁気コンパスとジャイロを観測前に補正します.踊りのように見えますが、かなり難しいものです.

観測開始です.右の小さいボートに流速計が付いており、船で引っ張りながら湖内を横断します.

横幅は大人2名が座るといっぱいの船です.屋根は毛布で代用します.

湖内の様子.

岸に近づくと水没した灌木群が確認できます.

 

トンレサップ湖には多くの水上集落が点在しています.この集落の中には寺院もありました.

観測終了、お疲れさまでした.

観測の後はシェムリアップへ移動し国際会議で発表です.学生2名に発表をしてもらいましたが、立派な発表でした.上は宿泊したホテル.国際会議の会場だけあってなかなか立派なホテルでした.

学会最終日にはテクニカルツアーです.トンレサップ北部はラムサール条約の対象地となっています.今回はその管理所にお邪魔しました.

こちらが管理所.やはり水上に浮かんでいます.

現地水上集落の居住者の方を招いてワークショップが開催されました.

呑川観測

呑川での現地観測は継続的に実施しています。

河道には海水が浸入してきますので、海の水面の高さである潮位によって状況が大きくことなります。そのため、小潮、大潮など潮位変化の大きさの違う時期、あるいは1日の中でも干潮、満潮と異なる時間での変化を観測します。この日は水面にスカムが発生しているのが見られました。

スカムは水面に浮遊する汚濁固形物です。下水道等から流入・堆積した汚濁物質が嫌気的状況で発生するガスにより水面へ浮上してくると考えられています(嫌気的状況は水中の酸素濃度が枯渇した状況で、流れが弱い場合や、塩水の層が底に長期間留まるとなりやすいことが知られています)。今回も修士2年の学生が中心に実施してくれました。現地観測結果がスカム抑制に結び付くよう頑張りましょう!

研究室対抗 卓球大会

本日はお隣の木内先生の研究室と卓球大会です.計6面の卓球場がキャンパス内にあり,無料で借りることができます.研究室対抗で学生ペア,学生シングル,教員学生ペアで戦いました.学生ペアとシングルが終わった時点で,中村研が8-4でリード.しかし,最終戦の教員学生ペアで負け,通算8-9の逆転負けでした.残念.頑張ってくれた学生さんには申し訳ないです.練習しますか...

八ッ場ダム工事の視察に行ってきました

国土交通省関東地方整備局のリバーカウンセラーを務めています。その関係で現在建設工事中の群馬県八ッ場ダムの現場視察に参加させていただきました。現在、ダム堤体のコンクリート打設が20%程度終了しているとのこと。ダム建設に伴い水没する地域について、様々なサポートが実施されているとの説明がありました。

右奥かすかに見える橋のさらに奥が八ッ場ダム堤体のサイトになります。

ダム堤体の建設現場。トラック・クレーンなど重機がある場所はダム堤体です。ミルフィーユを重ねるように下側から1mずつコンクリートを重ねていきます。現在20%の高さまで完了。中央に見えるパイプはダム完成後に水を放流するパイプとなるもので、堤体を積み重ねていく際に埋め込んでしまいます。

これが放流パイプの近景。

打設するコンクリートはロープウェイ(上の写真の黄色の筒)で堤体上に運び、8tトラック(上の写真の奥に見える黄色のトラック)に積み替えて打設箇所に運びます。奥の斜面上にかすかに見える青線が完成時のダム堤体のシルエットになります。

スランプ0のコンクリを試用し、ブルトーザで均一に伸ばし、締め固めます。

ミルフィーユのようにコンクリ層を重ねていきますが、新しい層を打設する前には、既設層の表面を清掃する必要があります。上の写真はこの作業。なお、完成すると後ろ側斜面の頂上がダム天板の位置となります。

霞ヶ浦での研究が始まりました

今年から霞ヶ浦での研究がスタートします。霞ヶ浦は強風により高い波(波浪)が生じる水域です。湖中心に流速計・濁度計・波高計等を設置して、波浪による底泥の巻き上げについて検討していきます。第1回目のデータ回収と再設置を5月19日に行いました。

土浦から出航し、湖中心を目指します

 

湖心にある観測所、この周辺で測定します

研究は学部4年生が担当します

多項目水質計で水温・濁度・DOなどの鉛直分布を計測します

エクマンバージで採取された底泥。細粒分が多く、非常に含水率が高い状態でした。匂いはしません。

湖底に設置していた測定器に1ヶ月ぶりに再会。データを回収して、再度お別れです。

 

呑川の研究が始まりました

東京大田区を流れる城南3河川のひとつ、呑川の研究が本年度からスタートします。河口から池上本門寺あたりまでは潮位の影響を受ける感潮域です。この感潮域における汚濁の集積について、現地観測と数値シミュレーションを組み合わせて研究をしていきます。まずは第1回目の観測を5月17日に実施しました。測定器も順調に動き、一安心。